木曽川

長野県南、岐阜県との境に位置する山地一帯を木曽路と呼ぶ。

 

木曽路はすべて山の中である」

小説『夜明け前』の書き出しで有名な島崎藤村の生まれ故郷で、

江戸時代の中山道宿場町が連なっている。

今でも野生猿が車道に出てくるし、

熊も出没する。

 

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木曽義仲が挙兵して3日天下をあげたが、

昔の人は、よくここを通って旅をしていたとおもう。

山道をひたすら歩かなければならない。

 

木曽檜が林立していて、昔から漆産業も有名な場所でもある。

尾張藩の領土として、材木が木曽川をいかだで運ばれた。

今も名古屋圏に属する。

 

木曽はまた、木曽川分水嶺として、水の流れを日本海側と太平洋側へ分散する拠点であって、

山奥のために気温が低い。

 

木曽川河岸段丘になっているため、

土地を有効活用している。

 

「崖屋造り」と呼ばれるものだ。

狭い土地幅に建物を杭で支えている。

川岸にせり出していたりもするが、

地震などで崩れたりすることもないようだ。

 

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現代ではこのような立て方が明らかに残っている風景も少なくなっている。

見た目がきれいになってしまって、気が付かない。

 

でも、この様子、ヨーロッパ的。

 

河岸段丘か~と、ブラタモリ風に眺めてみると、

一気に平安時代くらいまでタイムスリップできそうな気分になる。