この時期になると、おせち料理のことがちらほら頭に浮かぶため、
ついつい「いわれ」について思い出す。
黒豆は「マメに」働くように、
昆布は「喜ぶ」、などなど。
祖父母から、やはり年末年始に柿を食べながら、
福を「かき集める」などと言われたりした。
どう考えても、日本人はダジャレが好きだ。
日本語は、漢字の読みを使って、さらには、俳句のように短くまとめる文化を活かしながら、言葉遊びをするのが身近にあったようだ。
さらには、日々の暮らしにある食材を使って、手間のかかるご馳走を用意したのだから、
身の周りの環境を愛しむという暮らし方をしてきたのだと、思う。
だから、言葉遊びというよりは、ダジャレの方が愛嬌があってしっくりくる。